♠ 防衛相に高村正彦氏 安倍改造内閣が発足

防衛相に高村正彦氏　安倍改造内閣が発足
http://www.asagumo-news.com/news/200708/070830A/07082901.html

高村大臣着任訓示
（平成19年8月28日）［2007.8.30付朝雲］
http://www.asagumo-news.com/data/2007/070830/TakamuraKunji.html

安倍首相は８月２７日、秋の臨時国会を前に内閣を改造、同夜、
安倍改造内閣が発足した。７月の参議院選挙で歴史的敗北を喫したのを受け、
人心一新を図ったもので、防衛大臣には小池百合子氏に代わり第３代防衛相
として高村正彦（こうむら・まさひこ）衆院議員（６５）＝自民・山口１区＝が就任した。
高村氏は防衛政務次官や自民党国防部会長、経済企画庁長官、外相、
法相を歴任し、外交・防衛問題に精通した衆院当選９回のベテラン議員。
臨時国会ではテロ対策特別措置法の延長問題が最大の焦点となることから、
高村大臣の手腕が期待される。

「テロ特、ぜひとも延長」着任訓示

高村大臣は８月２８日午後７時過ぎに初登庁、Ａ棟２階講堂で特別儀仗隊の
栄誉礼を受けた後、殉職隊員慰霊碑に献花、次いでＡ棟講堂での着任式に臨み、
内局、統幕、陸海空幕、各機関、施設庁幹部ら約８００人を前に初訓示した。
高村大臣は「防衛省は国家の未来を戦略的に考え、わが国の平和と安全に
影響を与える多様な事態に適切に対応していく必要がある」と述べた上で、
（１）多機能で弾力的な実効性のある防衛力の整備（２）緊急事態への対応に
万全を期していく態勢の構築（３）日米安保体制を基調とする米国との緊密な関係
の一層の強化（４）責任ある国際社会の一員として国際平和協力活動に主体的、
積極的に取り組む（５）防衛省・自衛隊の情報保全体制の強化――などの課題を挙げた。
とくに次期国会で焦点となるテロ特措法の期限延長について「海自による
給油活動は、インド洋における海上阻止行動の不可欠の基盤となっている」として、
「同法を是非とも延長させる必要がある」との決意を述べた。
また、在日米軍再編問題では「沖縄県をはじめとする基地周辺住民の負担を
わが国全体として軽減するため、日米合意どおり早期に実現する必要がある」
と強調、米軍再編特措法に基づく措置を講じつつ、万全を尽くすとの考えを述べた。

高村正彦（こうむら・まさひこ）防衛相略歴　

昭和１７年３月、徳島県生まれ。４０年中央大法学部卒、４３年に弁護士登録。
５５年旧山口２区から衆院選に初出馬し当選。当選９回。防衛政務次官、
大蔵政務次官、自民党国防部会長、衆院災害対策特別委員長などを経て
平成６年６月村山内閣で経済企画庁長官、平成８年１１月橋本内閣で
外務政務次官、１０年７月小渕内閣で外務大臣、１２年１２月森内閣で
法務大臣に就任。その後、自民党対外経済協力特別委員長、
衆院イラク復興支援特別委員長を歴任。１５年９月には自民党総裁選に
出馬し小泉前首相と争った。６５歳。

＜以下当記事＞

防衛政務次官、自民党国防部会長、衆院災害対策特別委員長と
関連役職も歴任してますし、ベテラン政治家でもあります。
手堅い仕事をしてくれるでしょうし、そうなるよう国民としては期待いたします。
しかし「防衛省」「防衛大臣（防衛相）」という名称も耳慣れてきましたね。
今回の改造内閣の件も既に無数のブログやニュースサイトで伝えられている
でしょうから敢えて防衛大臣とその政策を中心にお伝えしてみました。

今後の要注目ポイントは・・・

＞とくに次期国会で焦点となるテロ特措法の期限延長について「海自による
給油活動は、インド洋における海上阻止行動の不可欠の基盤となっている」として、
「同法を是非とも延長させる必要がある」との決意を述べた。

というテロ特措法の期限延長か如何かというこれと、

＞また、在日米軍再編問題では「沖縄県をはじめとする基地周辺住民の負担を
わが国全体として軽減するため、日米合意どおり早期に実現する必要がある」

という在日米軍再編問題のこれでしょう。
防衛政策として重要なこれら施策は日米間の関係性や日本を取り巻く
周辺状況に影響を与えるため事態の推移を見守る必要があります。
全体的には今回の組閣人事は実力あるベテラン議員を要所要所に配置した
内閣であり小泉内閣のような「サプライズ人事」のような派手さはないものの
堅実な組閣だったと言えます。

そもそも組閣で「サプライズ」を期待すること自体が可笑しいのですが小泉内閣は
そうやってマスコミや国民を引き付け政治に注目させたという点で評価できます。
が、だからといって安倍内閣でもそれを踏襲する必要はなく、また改造内閣に
「サプライズ」を求めるような段階でもないでしょう。
安倍総理は安倍総理のやり方で日本を引っ張っていければいいのではないでしょうか。

ところで注目は組閣人事のみならず次期首相候補として名高い麻生氏の
ポストでしたがこれも幹事長という重職を与えられ安倍総理の例を見るまでも無く
これは次代の総理大臣としてほぼ確定事項になっていると言えると思います。
つまり一部国民待望のローゼン内閣あるいは麻生漫☆画太郎内閣の誕生ですｗ
と言ってもまだまだ安倍さんには頑張って頂きたいのですけれどもね。