♠ 重慶時報「福田氏が親中国派と見るのは時期尚早」との分析を掲載

■「福田氏は親中国派じゃない」中国政府専門家が指摘
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0925&f=politics_0925_002.shtml

2007/09/25(火) 13:43:56更新

　「日本も核兵器を持てる」――。中国重慶市の地元紙・重慶時報は、２５日に
新首相に指名される福田康夫氏が、過去の発言を見ると、中国の一部メディアが報じる
ように「親中国派」ではないとの専門家の分析を掲載した。

　同紙によると、福田氏の首相就任後の日中関係の動向は海外世論の注目の的だが、
同氏については、靖国神社参拝しない考えを明言したため、「穏健派」あるいは
「新中国派」との見方が一般的。同氏も首相就任後、対中政策は協調を重視する
方針を明らかにしている。

　しかし、中国国務院のシンクタンク、社会科学院の楊進博士が同紙に寄せたリポート
によると「福田氏が親中国派と見るのは時期尚早。福田氏の外交理念は小泉氏と
同じ」。「表明は穏やかだが、かつて記者会見で『日本も核兵器を保有できる。持っては
いけない理由はない』と公言したことを忘れてはならない」という。

　リポートは「福田氏は、平和憲法改正と核兵器保有などの問題で、麻生太郎氏や
前任の安倍晋三氏より更に過激。日本を戦後体制から脱却させ『正常な国』にする
ことが外交上の目的だ。福田氏は他の２氏より策略というものをより理解している」
「福田氏は『穏健派』とのレッテルを貼られているため、小泉、安倍の両氏のような明らか
なタカ派とは、ポーズと策略が異なるだけだ」など、福田氏に対し厳しい見方を示した。

＜当記事＞

ただやっぱりあの当時の言動を考えるとどうなのかと疑問が生じるのも確か。
こちらは福田首相の「お人柄」にも過去の例から疑念を投げかけておられます。
各エピソ－ドを参考にさせて頂くとやはり総理として「？」と首を横に傾けざるを得ません。

フクダソウサイのお人柄：イザ！
http://cotodama-6000.iza.ne.jp/blog/entry/309399

この「中国情報局」の取り上げたニュース自体は日本国民にとっては朗報であり、
中国にとっては真っ青、涙目といったものになりそうです。さて福田総理の真意はいかに
というところですな。注目はテロ対策関連法ですけど新法かどうかはさておきこれは
安倍内閣と変わらず。対テロ戦争での給油活動を止めるわけにはいきませんからね。

週刊オブイェクトの福田さんに関する記事のコメントに寄せられたもので以上のような
ニュースが紹介されていましたので福田さんに対する別の見方として紹介させて頂きました。
この分析を掲載した意図としては中国世論を引き締める理由で挙げられたものでしょうか。
「日本を戦後体制から脱却させ『正常な国』にすることが外交上の目的」と評してます。

これが本当なら我々日本国民は１８０度今までの見方を転換しなければいけませんが、
過去の拉致問題の取り組み方をどう捉えればいいのかという問題が残ります。
これは今後遂行しようと、あるいは過去遂行しようとした政策を見る必要があります。
確かにマスコミとのやり取りを見ていると評価できる点もあるにはあるのですが。

■万景峰号入港について
「来たければ、どうぞ。徹底的に検査させてもらいます」

■北朝鮮、国連で「ジャップ」連発
「（怒）けしからん。一言でいってけしからん」
「正式な別の名称もあるようですけど、北朝鮮と言って、
今回こういう風に言われる筋合いのものではない」

■野中引退宣言
野中「退路を断って小泉政権を否定するため、燃焼し尽くす」
福田「まだ現役なんでしょ。せいぜい頑張っていただきたい。」

福田語録
http://nnn603.web.fc2.com/fuku1.html

福田元官房長官　福田康夫現次期総理のまとめサイト
http://nnn603.web.fc2.com/fuku.html

福田首相とその役割とは : 週刊オブイェクト
http://obiekt.seesaa.net/article/56810892.html#more

これくらいマスコミにも舌鋒鋭く「策略というものをより理解している」福田さんですから
今後の深謀遠慮に期待したいですね。拉致事件や対中政策もいい意味で再評価
されるようなメッセージを表明し、究明に向かうような政策を行って頂けるなら過去を水に
流して当ブログでも積極的に評価していきたいと考えております。

捨て駒としての党内人事で見事な撤退戦を演じ、いい仕事をして麻生さん
以降の内閣の土台作りができるようなら日本の政治史に大きく評価されるでしょう。
これは決して総理辞職後の福田さんにとっても悪い取引にはならないはずです。

以下は同じ「中国情報局」より安倍内閣に意外と妥当な評価をしている
「中国ネット世論」の例です。反日でありつつ冷静な一面ももつところが韓国と違い
侮れないところでもあります。当面、日本の「主敵」とすべきなのは中国ですかね。

安倍首相辞意：中国ネット世論「日中関係にダメージ」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0912&f=politics_0912_001.shtml