♠ 【ポスト】危機的状況下での評価を分けたマスコミ報道【AERA】

※この記事は編集中でした。当初の思いつきから継ぎ足そうとしたために、
継ぎ足しに次ぐ継ぎ足しになっております。予めご了承下さい。

「追記のおまけ」として前回の記事に貼ろうとした物でしたが、
問題の重要度から記事として独立させてみました。

気になったマスコミ報道です。まず表紙。



そして次がそれぞれの中吊り広告です。



その結果どういう事になったかと言いますと…。

週刊ポストは絶望的状況下で希望溢れるコピーとその情報の正確さ、対応の適切さで賞賛され

⇛【画像あり】「週刊ポスト」と「AERA」の表紙の差がひどいと話題に | ニュース２ちゃんねる
（※前のまとめブログは別のページに飛ばされるので同じ話題で別のリンク先に差し替えました。）

AERAは危機を煽るだけのコピーと内容の薄い根拠薄弱なデマに終始し、謝罪に追い込まれました。
そもそも短い見出しの中でも"放射「能」が来る"という正確さに欠ける表現はもう感動レベルです。

⇛AERA-net.jp、アエラのツイッターアカウント



結果は歴然でしたね。今後の報道を見る上での指針になり得ます。危機的状況下ほど人の真価が現れると言いますがマスコミも同様でした。淡々と事実だけを報じ地震や原発の専門家を呼んで丁寧に伝えようとしたＮＨＫと最早、「災害バラエティ」との評もあるフジテレビ始め民放各社。表紙から一見して分かる力強い見出しで比較的抑制の効いた記事が並ぶ週刊ポストと非常時に頭の切り替えが出来きずパニックを呼び起こしかねない見出しで空気の読めないAERA。大災害の後、どちらが生き残る報道媒体となるのか注目したいものです。

加えて表紙・中吊り広告以外にも週刊ポストの公式サイトを覗いてみますと記事の概要がありますが、

Weekly POST.com
http://www.weeklypost.com/110401jp/index.html

やはりAERAのようなマスコミとは一線を画した論調であり災害時にセンセーショナルな見出しにより危機を煽るだけで客を呼び込もうというのは被災地で生活必需品を何倍もの高い値段で売りつけるが如き所業であります。結果、一時的に売り上げを伸ばしたとしても復興を果たした後、人々に見向きもされなくなるのは中身のない「危機」を高く売りつけたAERAでしょう。

ただでさえマスコミ各社の売り上げはネットその他に食われ、落ちる一方です。従って様々な取り組みをしながら将来を模索しなければならない環境下に於いてこの旧態依然とした記事では事実上の廃刊に追い込まれかねません。今のマスコミ各社の論調が震災後に生死を分けることにでもなり、取り分け今回のAERAが何の反省も無く今の状態であり続ければ週刊ポストと比較するまでもありません。その代償は高くつくように思われます。まずはぜひ災害時の報道のあり方を再考して頂きたい。